【運営報告】ブログ開設1年。4日に1記事書き続けたら、アクセスと収益はどうなった?

2026-01-19

こんにちは、納戸工房です。 ものづくりとテクノロジーを愛する「一個人の実験場」として donguri3.net を開設してから、約1年が経ちました。

「広い空間がなくとも、アイデアや可能性は納戸に眠っている」 そんな想いで、DIYやサーバー構築、マニアックなトラブルシューティング記事を書き溜めてきました。今回は1周年を記念して、ブログ運営の「リアルな数字」をまとめてみたいと思います。

これからブログを始めたい方、あるいは「技術ブログってどんな感じ?」と興味がある方の参考になれば幸いです。

目次

目標達成:「4日に1回」の約束

まず、私がこのブログ運営において自分自身に課したルールがあります。 それは、「最低でも4日に1記事は投稿する(年間100記事程度)」ということ。

技術ブログはネタ出しだけでも一苦労ですが、1年間走り続けた結果がこちらです。

  • 期間: 2024年11月26日 〜 2026年1月12日
  • 投稿記事数: 124件
  • 平均投稿ペース: 約3.3日に1記事

「4日に1記事」という目標を無事に達成し、平均すると3日に1回以上のペースで記事を積み上げることができました。三日坊主にならず、124個もの「納戸のアイデア」を世に出せたこと。まずはこの継続できた事実を、自分自身の成果として素直に喜びたいと思います。

アクセス解析:2度の「ジャンプアップ」

継続は力なりと言いますが、実際のアクセス数はどう変化したのでしょうか。Google Search Consoleのデータを見てみましょう。GSC(Google Search Console)のクリック数推移グラフ

グラフを見ると、なだらかな成長だけでなく、7月と10月に明確なアクセス数の「段差(ジャンプ)」があることが分かります。これには明確な理由がありました。

  1. 7月の急増(Googleコアアップデート): 月間クリック数が前月の約2.5倍に急増しました。これは時期的にGoogleの検索アルゴリズム変更(コアアップデート)の影響と考えられます。コツコツ積み上げた記事が「価値ある情報」として検索エンジンに認知され始めた嬉しい瞬間でした。
  2. 10月の急増(サーバー設定の適正化): さらに大きな波が10月です。実はこれ、記事の内容ではなく「インフラの改善」が要因です。 それまで自宅サーバーへの通信制御に課題があり、WordPressの高速化プラグイン(LiteSpeed Cache)が正常に機能していませんでした。そこで、通信の受け口を iptables から Nginx のリバースプロキシへ変更し、アクセス元情報を正しく渡す構成に修正しました。 結果、サイトの応答速度や健全性が向上し、それが検索順位のアップに直結しました。「サーバー技術力がSEOに効く」という、エンジニア冥利に尽きる体験でした。

収益の推移:70円の可能性と「平日」の法則

続いて、気になる収益(Google AdSense)のお話です。Google Adsenseの月間収益推移グラフ

  • 2024年11月26日ブログ投稿開始
  • 2025年4月28日にGoogle Adsenseの審査通過
  • 2026年1月12日現在の合計推定収益: 336円
  • 直近の月間収益: 約70円(2025年10月・11月実績)

グラフを見てわかる通り、最初は「0円」や「1円」の月が続いていましたが、アクセスの増加に伴い、直近数ヶ月は月間70円前後まで伸びてきました。

なぜ12月は下がったのか?データから見えた「ある仮説」

順調だった10月・11月(約70円)に対し、12月は54円と少し下がっています。 「ブログの勢いが落ちた?」と心配になりデータを詳細に分析したところ、当ブログの読者層の行動には、極めて興味深い特徴があることが分かりました。

平日に閲覧されているデータ

  1. 平日と休日の格差
    • 平日の平均クリック数: 約27回
    • 土日の平均クリック数: 約15回
    • 実に約1.7倍もの開きがあり、明らかに「平日」によく読まれています。
  2. 長期休暇のアクセス減
    • 年末年始(12月29日〜1月3日)のアクセスは一桁台にまで落ち込みました。
    • しかし、仕事始めの1月5日(月)からは、一気に40回台へとV字回復しています。

このデータは何を意味するのでしょうか。 普通、ホビーや娯楽のブログであれば、休日や連休にこそアクセスが増えるはずです。しかし、納戸工房のアクセス推移は、まるで企業の業務カレンダーと連動しているかのような動きを見せています。

ここから、一つの仮説が浮かび上がります。それは、「エンジニアは平日の隙間時間に技術情報をリサーチし、休日は手を動かすことに集中しているのではないか?」という可能性です。

平日の通勤中や休憩時間に「今度の休みにあのサーバーをいじってみよう」「あのパーツのエラー原因は何だろう」と設計や予習を行い、いざ休日になると、検索するよりもPCに向かって作業(実装)に没頭している──。 もしこの推測が正しければ、当ブログは「平日リサーチ型」のエンジニアたちの知的好奇心や準備活動を支える、作戦基地のような役割を果たしているのかもしれません。

どんな記事が読まれている?

納戸工房で特に人気のある記事トップ3を紹介します。

  1. ミニPC + PT3 録画サーバー構築
    今なお根強い人気を誇るチューナーカード「PT3」を、最新のミニPCで運用するロマンあふれる記事です。
  2. AMD Ryzen Master Driver エラー解消
    Windows 11へのアップグレード時に発生するドライバー周りのトラブルシューティング。世界中の自作PCユーザーの「困った」を解決しています。
  3. Raspberry Pi 3 + PiKVM
    安価なラズパイを使ってIP-KVM(遠隔操作端末)を作る記事。サーバー管理者や電子工作好きの方によく読まれています。

どれもニッチですが、「自分が困って解決した記録」です。それが誰かの助けになっていることが、数字からも読み取れます。

今後の目標:損益分岐点を超えて

2年目の目標はシンプルに設定しました。

  • 目標: ドメイン更新費(年間約2,000円)をブログ収益で賄うこと

現在、ブログ運営にかかっているコストは以下の通りです。

  • ドメイン代: 年間約2,000円
  • サーバー代: 0円(Oracle Cloudの無料枠を使用、自宅NASと兼用)
  • 電気代: 自宅NASと兼用のため実質計算外
  • 回線費: 自宅回線をそのまま利用(負荷も軽微)

つまり、年間2,000円さえ稼げれば、このブログは「完全自立型の永久機関」になります。 現在の月間70円ペースだと年間840円なのでまだ届きませんが、アクセスの伸びしろを考えれば十分に達成可能な数字です。

まとめ:ブログは楽しい実験室

1年間の運営報告、いかがでしたでしょうか。 収益化を目的に始めたわけではありませんが、自分の興味や気づきをまとめていたら、いつの間にか世界中の誰かに読まれ、少しずつですが「価値」として返ってくるようになりました。

「自分の好きなことを書き留めておくだけで、ランチ代くらいにはなるかもしれない」 そう考えると、ブログ運営はとても夢のある趣味だと思いませんか?

納戸工房はこれからも、広大なネットの片隅で、誰かの好奇心を刺激する実験を続けていきます。 皆さんも、自分だけの「工房」を開いてみてはいかがでしょうか。