LuxeritasのフッターにAmazonアソシエイト表示文言を追加して審査に備える
Amazonアソシエイトへ登録後、当ブログ(納戸工房)において適格販売が2件発生した段階で、管理画面上に以下のメッセージが表示されました。
おめでとうございます。条件を満たす売上が2件発生しました 間もなくアカウントを審査します。 申請の承認には、アソシエイトサイトが公開されていて、アフィリエイトリンクを含んでいることが必要です。
この文面を一目見た際、「アカウント審査が始まったのか」と早合点し、思わずぬか喜びしてしまいました。しかし、以前アソシエイトの審査条件を調べた際、「一定期間内に3件以上の売上実績が必要」とおぼろげに記憶していたため、違和感を覚えて改めて規約と審査フローを確認したところ、これは審査開始ではなく「3件目の売上確認後に審査へ進む」という事前予告でした。
「3件目の適格販売が確認された段階でサイト審査に進む」という事前予告メッセージなので、3件目達成時に向けてサイト側の準備を万全にしておく必要があります。
審査通過に向けた規約準拠の表示義務と全ページ表示
審査が開始された際、サイトが規約を遵守しているか厳格に確認されます。特にAmazonアソシエイト・プログラム運営規約第5条では、参加者である旨をサイト上で目立つように明示することが義務付けられています。
規約の詳細については以下の公式ドキュメントで確認できます。
Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
ソーシャルメディア等における身元表示について
サイト内に明記すべき文言は以下の通りです。
「Amazonのアソシエイトとして、[乙の名称を挿入]は適格販売により収入を得ています。」
固定ページのプライバシーポリシーに記載するだけでなく、審査員がどのページを閲覧しても確実に確認できるよう、今回は全ページ共通のフッター領域への常時表示を行います。
今回の実装目標
今回の実装目標は以下の通りです。
- 全公開ページ(100%)のフッター領域へ規約準拠の文言を確実に表示させる。
- WordPressテーマ「Luxeritas」の「コピーライト年の自動更新機能」をそのまま維持する。
- フッターの余白や改行崩れを防止し、自然なデザインレイアウトに収める。
Luxeritasフッター仕様の制約と置換処理の注意点
本ブログでは、WordPressテーマ「Luxeritas」を活用しています。このテーマにおいてフッターを編集する際、以下の3つの制約に直面しました。
- ウィジェット配置による余白の乱れ
Luxeritas標準のフッターウィジェット(左・中央・右)にテキストを追加すると不要な改行や余白が生じ、コピーライト周りの見た目が崩れる。 - 自由書式による自動更新の停止
カスタマイザーでコピーライトを「自由書式」に設定するとテキストを自由に書けますが、テーマ標準の年号自動更新(例:Copyright © 2017-2026 納戸工房 All Rights Reserved.)が無効化され、年が変わるごとに手動更新が必要になる。 - HTML閉じコメントの差異
テーマが出力するHTMLを確認したところ、コピーライトを囲む要素の閉じコメントが <!–/#copyright–> ではなく <!–/#copy–> となっていました。閉じタグのコメントを検索対象にして置換しようとすると処理が失敗する。
functions.php(thk_footerフック)とCSSによる最適実装
年号の自動更新を維持しつつ確実に文言を挿入するため、子テーマの functions.php からフィルターフック thk_footer を使用し、Luxeritasのテーマクレジット(<p id="thk")の直前へテキストを挿入する方法を採用しました。
functions.php の記述子テーマの functions.php に以下のコードを追加します。
function custom_amazon_associate_footer( $html ) {
$amazon = '<p class="copy amazon-associate">'
. 'Amazonのアソシエイトとして、納戸工房は適格販売により収入を得ています。'
. '</p>';
$html = str_replace(
'</div><!--/#copy-->',
$amazon . '</div><!--/#copy-->',
$html
);
return $html;
}
add_filter( 'thk_footer', 'custom_amazon_associate_footer', 11 );
表示確認と本審査に向けたセルフチェック
実装後、全ページのフッター下部に以下の順序で正常に出力されることを確認しました。
Copyright © 2017-2026 納戸工房 All Rights Reserved. WordPress Luxeritas Theme is provided by "Thought is free". Amazonのアソシエイトとして、納戸工房は適格販売により収入を得ています。
3件目の適格販売達成によるサイト審査開始に備え、以下の公式基準を参考にセルフチェックを実施します。
セルフチェックリスト
- 登録サイトURL( https://donguri3.net )と実際のURLが完全一致しているか
- サイト内に実際にアクセス可能なアフィリエイトリンクが存在しているか
- プライバシーポリシーおよび免責事項ページが公開されているか
- フッターのアソシエイト表記が全ページで視認できるか
- 自己購入などの禁止事項に該当していないか
- 申込日を起点とした180日の期日を把握しているか
今後の構想:LLM連携による関連商品自動挿入プラグイン
今回 functions.php に実装したフッター文言の挿入処理は正常に動作していますが、テーマの functions.php に様々なカスタマイズ関数が増えていくとコードが混ざり合い、メンテナンス性が低下する懸念があります。
そのため、将来的にはこのフッター表示処理も含めて独自プラグインとして切り出すことを構想しています。設定画面で表示のオン/オフや挿入箇所、表示文言を切り替えられるように設計すれば、アソシエイト審査通過前であっても有用な管理ツールとして機能します。
さらに、審査を通過して正式承認を受けると「Amazon PA-API(Product Advertising API)」の利用が可能になります。
Product Advertising API 利用ポリシー
承認後の展開として「記事保存・公開時に文脈に合った関連商品を自動判別して挿入するカスタムプラグイン」の開発を構想しています。
構想しているプラグイン仕様
- 表示義務文言の管理機能
管理画面からアソシエイト表記の有効化・無効化、挿入箇所およびテキストの編集を可能にする。 - 本文非破壊型の出力
記事本文のテキストは改変せず、カスタムフィールド等に関連商品データを保持し、表示フック経由で記事下部に出力する。 - 柔軟な表示制御
記事ごとのメタボックス(チェックボックス)や全体設定から、自動挿入の有効/無効や挿入位置を制御可能にする。 - 文脈解析・キーワード抽出
記事のタグ情報やLLM API(本文要約・関連クエリ推論)を組み合わせ、記事内容に最も合致する商品を自動選定してPA-API経由で取得する。
PA-APIの利用権限が付与されるまでは手動登録を継続し、承認完了に合わせて独自プラグインの実装と検証を進める予定です。
まとめ
Amazonアソシエイトで適格販売2件発生時の通知を審査開始と誤認しましたが、実際は3件達成が本審査の条件でした。審査対策として、WordPressテーマ「Luxeritas」のコピーライト年自動更新を維持したまま、子テーマの functions.php から thk_footer フックを用いてフッターへ規約準拠の表示文言を追加しました。現在は3件目の売上と本審査を待つ状態であり、承認後はPA-APIとLLMを組み合わせた関連商品自動挿入プラグインの開発を進める予定です。

