Surface Pro 5 (model 1796) バッテリー交換続編:別のT5ドライバーで分解成功、激重問題も解決!

前回の記事では、分解中に「T6とT5の間の特殊ネジ?」と感じたこと、そして液晶を割ってしまったところまでを紹介しました。
ところが、その後別のT5ドライバーを使って試したところ…あっさりとネジが回せることが判明しました。

結論として、これまで使っていたT5ドライバーの精度が低く、実際には正しいT5でぴったり回せたというオチでした。工具の精度がいかに重要かを痛感する結果となりました。

目次

分解とバッテリー取り外し

正しいT5ドライバーで分解を進め、メインボードの取り外し方法は分からなかったものの、隙間を作ってバッテリーを無理やり外す形で交換作業を完了しました。
(リスクは高い方法なので、再現を試す方は注意が必要です)

バッテリー交換後の改善結果

交換したところ、明らかな改善が見られました。

CPU(Core i7-7660U)が本来の性能を発揮

論理コア4つでターボ・ブースト時に 最大4.0GHz に到達

タスクマネージャーでも正常なクロック周波数が確認可能

交換前は常に 0.39GHz1コア固定 で、まともに作業ができない「激重状態」でしたが、バッテリー交換により元の動作へ戻りました。

外部ディスプレイでの動作確認

分解時に液晶パネルを割ってしまいましたが、外部ディスプレイに接続し、画面複製設定で問題なくOSの動作を確認できました。
液晶は犠牲になったものの、マシン自体は再利用可能な状態へ復活。

まとめ:やはり原因はバッテリーだった

今回の一連の作業で、

  • 激重の原因は バッテリー不調によるクロック制限 だった
  • 正規品でなくても、AliExpressの互換バッテリーで問題なく動作した
  • ドライバーひとつの精度差が作業成否を左右する

ということが分かりました。

液晶パネルが割れてしまったのは痛手でしたが、Surface Pro 5の寿命を延ばすことができたのは大きな収穫です。