Surface Pro 5 バッテリー交換への挑戦 ― 液晶割れと特殊ネジで学んだ知見

手元の Surface Pro 5 (model 1796) がバッテリー不良のため常に0〜1%表示になってしまい、CPUクロックが抑制される「激重」状態に陥っていました。モバイル機としては厳しい状況ですが、バッテリーを交換できれば、外部モニタを接続してサーバ用途に活用できるかもしれません。そこで、自力でのバッテリー交換に挑戦しました。


目次

やりたかったこと

  • 自力でバッテリーを交換して Surface Pro 5 を延命する

実際にぶつかった壁

  1. 液晶パネルの脆さ
    強力な接着剤のため、ヒートガンや工具を駆使しても外しづらく、結果として液晶を割ってしまいました。
    液晶われて、蛍光灯の反射がゆがんでる
  2. 特殊ネジの存在
    バッテリーにアクセスするにはヒートパイプと基板を外す必要がありますが、その固定ネジが「六角の星形」。
    • T6では大きすぎる
    • T5では小さすぎる
      という中間サイズで、手持ちの工具では外せませんでした

ヒートパイプのネジが特殊T6とT5の間T5Hか?


今後の可能性

  • ネジは T5H(セキュリティトルクス) または T5.5相当 の特殊規格と推測。追加の工具が必要です。
  • 液晶は割れてしまいましたが、バッテリーさえ交換できれば、外部モニタ専用のサーバ機として運用できる余地があります。
  • 「簡単に交換できるものではない」という体験自体が、大きな知見になりました。

まとめ

今回の挑戦は「液晶割れ」と「謎規格ネジ」に阻まれ、交換は未達成=完全敗北 となりました。しかし、

  • Surface Pro 5 の分解は極めて困難
  • 液晶パネルは割れやすく、再利用は難しい
  • 内部ネジに一般的ではない特殊サイズが使われている

という重要な知見を得ることができました。
まだバッテリー交換の可能性は残されており、成功すれば 外部モニタと組み合わせてサーバ用途に活用 できます。次に挑戦する人にとって、この「失敗談」こそが大きな参考になるでしょう。